戻る

泉区 教育

公開日:2024.02.08

かけはし・廣瀬さん
「子どものペースを待って」
中和田中学校区講演会で

 中和田小学校で1月25日、中和田中学校区の学校・家庭・地域連携事業として子育て講演会が開かれた。講師は泉区内を中心に不登校児童・生徒の居場所づくりを続ける一般社団法人かけはしの廣瀬貴樹代表。この日は「自己肯定感を育む」をテーマにし、保護者や地域住民約70人を前に思いを語った=写真。

 元小学校教諭の廣瀬さんは中和田小の卒業生。自身の子ども時代を振り返り、「いま子どもたちからモジャくんと親しまれているけど、中学生の頃はコンプレックスだった。優秀な兄もいて、自己肯定感の低い子どもだった」と明かした。

「たい肥は3年後」

 講演会では教員時代に出会った子どもたちとのかかわりや、退職後に立ち上げた不登校児のための居場所「かけはし」のこれまでを紹介。「子どもには居場所が必要。家でも学校でも地域でも習い事でもいい」とした。

 また廣瀬さんは野菜作りの際に教わった「たい肥は3年後」という言葉を紹介し、「すぐに変化を期待するのではなく、その子のペースを待つことも必要。まち全体でいろんな個性を認められるようになったらいい」と語った。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS