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公開日:2024.02.22
泉消防署管内
2日続けて住宅火災
木造全焼「乾燥に注意」
泉消防署管内で2月12日、13日、2日連続で住宅を全焼する火災が発生した。同署は火の始末の確認のほか、住宅用火災警報器(住警器)の設置などを呼びかける。
12日午前11時10分頃、上飯田町で通行人から119番通報があった。火は午後1時前には消し止められたが、木造戸建て住宅1棟が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった。
また翌13日午前10時40分頃にも、和泉中央北で近隣者から火災の通報があり、午後3時すぎに鎮火したが、木造戸建て住宅1棟が全焼した。けが人はいなかった。2件とも出火原因は調査中。同署は「空気が乾燥すると建物に引火しやすくなります。室内外を整理整頓し、コンセントなどをこまめに点検してほしい」とする。
「住警器の設置・点検を」
同署では現在、高齢者に対する火災予防、迅速な避難行動の啓発に力を入れている。これまでも自治会・町内会と連携し、総会などの場を利用して注意を呼び掛けたり、個別に相談に受けるなどしてきた。
特に泉署管内で高齢者が逃げ遅れて死亡するケースが2021年以降毎年発生していることから、地域ケアプラザや民生委員らとの連携を深め、住宅用火災警報器(住警器)の設置支援や個別防災訪問を実施していく考えという。また出火原因1位のタバコの被害を防ぐためコンビニに注意喚起するチラシを掲示して呼びかけている。
塚原和浩副署長は「体力の低下や気付きの遅れなどから高齢者が逃げ遅れるケースは多い。予防としては住警器で居住者、近隣に知らせることが大切。また地域のネットワークで被害をなくしていきたい」と話す。
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