事故や詐欺から身守って クイズや寸劇で学ぶ
交通安全や防犯の意識を高める「栄区安全・安心まちづくりフォーラム」が10月2日に栄公会堂で行われ、約300人が集まった。
今年は区内で高齢者が関わる交通事故や振り込め詐欺、悪質商法などが増えていることから、県警交通安全教育隊による交通安全クイズ、横浜市消費生活総合センターによる悪質商法から身を守る話、栄区防犯指導員連絡協議会や県くらし安全交通課による振り込め詐欺の寸劇などを実施。
詐欺の寸劇では、警察官を装った犯人から「銀行口座が詐欺に悪用されているため、調べたい」と連絡があり、キャッシュカードと通帳を渡してしまう事例と、息子を装った犯人から「電車内に会社の金が入ったカバンを忘れ、発覚する前に金が必要」と家族に電話があり、会社の部下を装って金を受け取りにきた受け子に現金を渡してしまう事例の2パターンを披露した。その後、司会者から数日前に寸劇と同じ手口での被害が栄区内で起きたことが説明されると会場からはため息が漏れた。
県くらし安全交通課によると、詐欺は平日に発生し、被害者の84%が女性、9割が60歳以上という。県内では今年8月末までに684件、23億円の被害があり、昨年1年間の被害額13億円の倍に迫る勢い。栄区でも15件、5600万円の被害が起きているとして、注意を呼びかけた。
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