腕を振る際の手は卵を握るようにと指導
栄区出身で走り高跳びの選手としてシドニー五輪などに出場した吉田孝久さん＝人物風土記で紹介＝が講師を務める「聞こう！学ぼう！かけっこ教室」が、２月８日に栄公会堂と栄スポーツセンターで行われた。
２００人近い応募の中から抽選で選ばれた小学生約70人とその保護者らが参加。吉田さんが走り方の基本や速く走るコツなどを、講義と実技で伝えた。
吉田さんは講義で「小さい時は足が遅かったけど、走り方のコツを覚えたら速くなった」と話し、「大きな歩幅で」「脚を早く動かす」というポイントを伝授。そのために膝を高く上げて地面を強く蹴り、リラックスして腕を早く動かすといった体の使い方を教えた。
その後、体育館で実技指導を実施。子どもたちは講義で教わったポイントを実践し、速く走れるように一生懸命取り組んでいた。最後には子どもたちや保護者からの質問に対し、吉田さんが一つずつ回答した。
吉田さんは地元での初めての指導に「みんな元気で、運動が好きな子が多くて良かった」と話した。
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