栄区制30周年記念「栄区人権啓発講演会」が11月18日、栄公会堂で開かれた。
これは人権について考える機会を区民へ提供する目的で、年に1度開かれている講演会。今回は今年30周年を迎えた社会福祉法人「訪問の家」を立ち上げ、栄区と共に歩んできた区社会福祉協議会の日浦美智江会長を講師に迎えた。会場には約250人が集まり、日浦会長の話に耳を傾けた。
栄区が誕生した1986年、重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複する重症心身障害児者のための通所施設「朋」を開所した日浦会長。当時、横浜市内には重症心身障害児者が学校卒業後に通える施設がなく、市としても前例のない試みであった。
日浦会長は建設が決まった当初は地域住民から反対意見も多かった一方で受け入れてくれる人もいたことや「朋」のメンバーたちとの思い出話も披露。昨年、今年と行われた区民まつりのパレードに「朋」のメンバーたちが出演し、区民とともに楽しんでいた写真などを見せながら「栄区でこういった風景が見ることができてうれしい」とコメントした。
最後は「栄区の方々には朋を、訪問の家をここまで育てて下さったことを感謝しています。皆さまとこれからも一緒になって歩かせていただきたい」と感謝の言葉で締めくくった。
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