桂台地域ケアプラザで12月1日、100回目となるサロン「ぷらっとオアシス」が開かれた。
同サロンは高齢者や引きこもりがちの人たちが気軽に立ち寄れる憩いの場を目指し、2008年10月からスタートした。同ケアプラザを会場に月1回ペースで行われ、今年で開始から9年目。体操や歌を中心にお茶やコーヒーで会話を楽しみつつ、楽器演奏やダンスパフォーマンス、ゲームに勉強会などさまざまな内容で実施され、毎回50人ほどが参加しているという。
100回目となった当日も約50人が足を運び、会場には節目を記念して折られた千羽鶴が飾られた。参加者たちは健康体操や脳トレで身体と頭を使ってから、会話を通じてゆったりと交流。その後ビンゴゲームで盛り上がり、恒例の歌を楽しんだ。
この日は12月ということで歌謡曲のほか、「ジングルベル」「聖夜」などのクリスマスソングも合唱。ピアノに合わせて声を響かせ、一足早くクリスマス気分を味わっていた。
介護予防や孤立防止に
「誰もが安心して暮らせるまちにしたい」という思いから始められた同サロン。高齢者が対象であることから体操や脳トレ、健康に関する啓発などを積極的に取り入れることで、地域住民の健康増進や介護予防に貢献している。
また、設立が検討されていた10年ほど前は近隣地域で孤独死が増加。こういった状況への対策としての役割も担う同サロンは、実際に1人暮らしの人も参加することで月に1度は地域住民と顔を合わせることになり、孤立予防や見守りにつながっている。
現在は25人のスタッフが運営し、交代で毎回異なった内容で企画している。運営委員会の城戸謙治代表は「毎回帰り際の皆さんの笑顔が素晴らしく、本当にうれしく思う。今後も皆さんが長く元気で健康にいられるように続けていくので、引き続き足を運んでいただければ」と話した。
次回は来年1月5日(木)に同ケアプラザで開催される予定。問い合わせは城戸代表【電話】045・894・2715。
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