栄区新春の風物詩である「第27回栄区民ロードレース大会」が1月7日、桂台小学校周辺で行われた。
区制30周年記念大会となった今年は1400人が申し込み、6コースに分かれて1200人以上が出走。桂台小学校や桂台第四公園周辺をスタートして区内を駆け抜け、ゴール付近では横浜F・マリノスのチアリーディングチーム「トリコロールマーメイズ」もランナーへ声援を送った。
表彰式では各コースの上位3人に対し、同大会実行委員会の丸山隆会長と小山内いづ美区長から賞状やメダルなどが手渡された。丸山会長は「多くの人が参加してくれた上、ケガがなかったのが何より。今後も区民がスポーツを楽しめる企画を考えていきたい」と講評した。
各コースの優勝者と記録は次の通り(敬称略)。
■3Km小学1・2年▽男子/山本佑人(13分37秒)▽女子/小林優衣(15分11秒)■3Km小学3・4年▽男子/松平大輝、小川舜太(12分25秒)▽女子/小松柚奈(13分44秒)■3Km小学5・6年▽男子/井上凌雅(11分35秒)▽女子/北野優理子(14分6秒)■5Km中学生以上▽男子/大津慎之介(16分56秒)▽女子/寺田聖生(19分34秒)■10Km60歳以上▽男子/長谷中昭(43分43秒)▽女子/高田小夜子(51分37秒)■10Km高校生以上健脚▽男子/寺門俊介(33分40秒)▽女子/阿部有希(43分30秒)
第1回から連続出場
今年で27回目を迎えたロードレース大会に、第1回から連続で出場を続けている区民がいる。上郷町在住の長瀬卓さん(39)だ。
同大会が始まったのは1990年。当時上郷中学校1年生で陸上部に所属していた長瀬さんは、他の部員と共に出場した。現在では新春の恒例行事となっているが、当時は10月頃の開催だったと振り返る。
中学3年間は5Kmへ参加し、区外の高校へ進学後は10Kmへエントリー。卒業後も出場を続けて区制10周年時の第7回大会では、連続出場を称えられ奨励賞の盾を贈呈された。この時に盾を贈られた人は長瀬さんを含めて2人だけ。「定かではないけど年配の方だったので、現在も出ているかは分からない」と長瀬さん。
10Kmでの過去最高成績は5位。警察学校からの参加などもあって開始当初と比べると、参加者数はかなり増加した。出場者のレベルも高く、上位に入るのはなかなか難しいという。10Km高校生以上健脚コースで出場した今回の結果は48分00秒の202位。「最後2人に抜かれてしまって200位に入れなかった」と悔しさをにじませる。
今ではこの大会が新年の楽しみとなっており、毎年走ることで出場選手や大会役員なども顔見知りが増えた。他のレースには一切参加しておらず「地元で続けていくのが楽しい。(連続出場は)他の人にはできないことなのでこれからも出場を続けたい」。
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