八景島でセグウェイ検証 観光ツアー導入に向け
横浜市は横浜・八景島シーパラダイスで11月19日から3日間、電動の立ち乗り二輪車「セグウェイ」を使ったツアーの実証実験を行った。一般の歩行者もいる島内を走行し安全性を検証し、導入に向けた環境整備を進めるねらいだ。
今回、市が募集した27人の枠に応募があったのは945人。抽選で選ばれた参加者は、約30分の講習を受けた後、ガイドに続いて島内を約60分かけてまわった。途中、コースから見える景色についてガイドが説明すると、参加者らは熱心に耳を傾けていた。セグウェイに興味があったという、大槻千穂さん(49)=保土ヶ谷区=は「体の一部のように操作できた。景色も見ながらのツアーは楽しかった。みなとみらいなどで乗れるようになれば、もっと人が来るようになるのでは」と話していた。
環境都市「ヨコハマ」へ
アクセルやブレーキなしに重心移動で操作するセグウェイ。日本で公道を走ることが認められているのは、特区の茨城県つくば市だけだ。市文化観光局の担当者は「海外の人気観光都市ではセグウェイを使ったツアーが行われている。(導入で)観光都市としての認知度をあげたい」と話す。
実験では最大時速30Kmのところ時速10Kmに制限。参加者のほか、セグウェイ近くを通った人に安全性についてアンケートを行った。担当者は「『いいね』の声を集めて周知していければ。少し高いところから見る景色やガイドで横浜ファンを増やしたい」と話していた。
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