金沢区の野島公園(野島町)と八景公園(柳町)に設置される津波避難施設の整備工事が、来年度から開始される予定だ。現在、横浜市は予算を審議中。来年度中の完成を目指す。
横浜市は大規模地震が発生した場合、金沢区に最大で4・9m(海の公園、満潮時海抜)の津波が押し寄せると想定している。このため、周囲を海や川に囲まれ、避難場所が少ない野島町・乙舳町地区と柳町地区の2カ所に、要援護者や高齢者でも迅速に避難できる施設が必要とされていた。
八景公園内の施設には、海抜約6mの高さに約300平方メートルの避難広場を設置。また、野島山の南側に設置予定の施設も、同様の海抜に約105平方メートルの広場を作る。両施設ともゆるやかなスロープを採用し、誰でも上りやすいよう設計されている。
協定で新たに2カ所
既存の建物を利用した津波避難場所の確保も進む。区は2月19日、アカサカテックと京浜急行電鉄の2社と、津波が発生した際に施設を提供する協定を結んだ。これにより、アカサカテック本社ビル(白帆4の2)、京急電鉄金沢文庫現業事務所(谷津町384)の2カ所を新たに津波避難施設に指定。区内の民間津波避難施設は計25カ所(2万2577人分)となった。
区総務課は「今後もご協力いただければ、可能な限り増やしていきたい」としている。なお、津波避難施設の一覧は横浜市ホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/keikaku/tsunami/)で確認できる。
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