金沢スポーツセンターの所長を務める 宮城 裕子(ひろこ)さん 金沢区並木在住 41歳
スポーツで人生に彩りを
○…「全体を管理する立場になるのでプレッシャーは感じている」と背筋を伸ばす。2年間の副所長職を経て4月に所長となった。育児休暇からの復職後、4年間金沢区の地域連携担当として、中途障害者の運動をサポートし、地区センターや小学校、自治会町内会などで体操指導を担った。「その時にできた金沢区での人脈は今に活かされている。たくさんの方々にスポーツセンターを利用してもらえれば嬉しい」
○…和歌山県出身。身体を動かすことが好きで、家では側転をして遊び、山を走り回る活発な少女だった。母親の勧めで7歳からクラシックバレエの道へ。レオタードを着て身体で役を表現する楽しさに魅せられた。ただ、10年続けるも股関節の硬さが一向に改善されず「演技者として限界を感じていた」。怪我をする友達を間近で見て「裏方として支えることに興味があった」とスポーツトレーナーを志した。
○…結婚を機に金沢区並木に住まいを構えた。「自然が多い和歌山に似ていて、子育てがしやすい街」と魅力を語る。夫婦共働きのため、小学1年生の長男と接する時間は多くないが、休みの日には近所の公園を訪れ、園内を走り回る。「その日公園で会った子どもたちといつの間にか一緒に遊んでいることもあるんですよね」。オフの日も元気に身体を動かし充実した日々を過ごしている。
○…日本体育大学で所属したレクリエーションサークルでは、小学校の林間学校に同行しキャンプファイヤーを手伝い、冬は子どもを対象としたスキー教室を開くなどアウトドア活動に力を入れた。サークルで指導を受けた教授から教わった「スポーツは人生に彩りを与える」との言葉は今でも胸の中で響いている。これからは特に、生涯スポーツを通して健康寿命を伸ばしていきたいと考えている。「皆さんが元気でスポーツに取り組めるようにサポートしていきたい」
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