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磯子区 岡村西公園が開園 市内初の公設防火水槽も

社会

公開:2021年4月8日

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日時計の説明を受ける地域住民ら
日時計の説明を受ける地域住民ら

 磯子区岡村に4月1日、岡村西公園(岡村4の800の1)が開園した。学校の跡地に整備され、園内には子ども向けの遊具や健康づくりに役立つ器具、横浜市内初となる200㎥の公設防火水槽を設置。新たな地域の憩いの場として期待されている。

 同公園は2008年に閉校した神奈川県立外語短期大学付属高等学校、11年に閉校した県立外語短期大学の跡地に整備。横浜市では13年に学校跡地を公園として整備すると決め、17年から工事を進めてきた。

 完成した公園には、市内初となる200㎥の公設防火水槽を設置。通常の大きさと比べて5倍の貯水量があり、震災時などに活用される。

 また、雨水を地下に貯留して夏場でも体感温度を低く感じさせるグリーンインフラを導入し、約1万2千平方メートルの敷地に草地広場や複合遊具、トイレを配置。草地広場の外周を約340mのランニングコースとして健康器具も8基備え、健康づくりにも活用できるように配慮されている。さらにシンボルとして高台に日時計を置き、その高台からはみなとみらいの風景を見渡すことができる。

 3月30日には開園に先立ち、市が地域住民らに向けて説明会を開催。園内を歩きながら、市職員が設備などについて解説した。岡村西部第一自治会の宮澤章会長は「子どもたちがのびのびと遊べる広い公園でありがたい。できるだけきれいに保てるように地域でも考え、利用者も配慮してくれたら」と話す。

25年前のカプセル出土

 工事中には、同高の生徒によって1996年に埋められたタイムカプセルが出土。そこで説明会には当時カプセルを埋めた卒業生など同高関係者も招かれ、市職員から中身を手渡された。

 中には各生徒が10年後に向けた手紙や写真、カセットテープなどが入っており、関係者によると埋めた10年後に掘り出す予定だったが、目印がなくなったことで発見できずにいたという。当時カプセルを埋めた代表として、中身を受け取った中村有里さんは「まさか見つかるとは思っていなかった。いつか他の皆にも渡せれば」と話した。
 

タイムカプセルの中身を手にする中村さん
タイムカプセルの中身を手にする中村さん

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