神奈川県警察運転免許センター(旭区)にこのほど、高齢運転者支援室が新設された。昨年4月に設置された高齢者講習や認知機能検査の実施を含めた安全運転相談を行う高齢運転者支援係を増員し、明日5月13日(金)から施行される改正道路交通法にも対応していく。
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年々増加する高齢運転者人口。試算によると、県内では2028年まで増加するとされ、75歳以上の運転者で更新の手続きを行う人は年間で現在よりも約7万人増えるとされている。
現行の制度上、75歳以上の免許更新には認知機能検査に加え、実車指導を含めた高齢者講習が行われる。これらの講習は自動車学校や免許センターで受講する必要がある。しかし、高齢運転者の増加により、近年は全体的に予約が取りにくい状態にあった。
さらに、法改正による業務内容の拡大なども踏まえ、高齢運転者支援係から高齢運転者支援室を新設。今年で団塊世代が75歳以上に差し掛かることも考慮し、職員を増やし対応を行う。担当者は「安全運転に必要な能力は徐々に衰え、自覚もしにくい。誰しも起こるということを前提に支援したい」と話す。
警察の技能検査追加
5月13日から施行される道路交通法(図参照)では75歳以上で一定の違反歴のある運転者は、免許センターで警察職員による運転技能検査が義務化される。段差に乗り上げた際に素早く反応してブレーキを踏めるかなど、高齢者に多い事故を想定した検査を実施。この改正に伴い、高齢者講習の実車指導内容も変更される。
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