金沢区・磯子区 人物風土記
公開日：2024.02.01
金沢交通安全協会の会長を務める
服部 次男さん
金沢区釜利谷西在住 80歳
交通安全支える｢接着剤｣に
○…20年以上にわたり、金沢交通安全協会の一員として地域の安全に向けて尽力。副会長を経て、２０２３年９月から会長を引き継いだ。「前会長のそばでいろいろな経験をさせてもらえたので、役割はある程度分かっていた。次の人を育てるのも、役割の一つ」。駅頭での啓発をはじめ、安全で安心な地域を目指した取り組みを進めながら、会の活動を未来へつなげることも考えている。
○…生まれも育ちも横浜で、１歳の頃に家族とともに金沢区へ。自動車整備士として経験を積み、区内釜利谷西に本社を構える(有)服部自動車整備工場を約50年前に創業した。独立前から安全を第一に仕事へ取り組む姿勢が評価され、名指しで仕事を受けることも多かった。「時間や費用を削っても、安全を損ねてしまっては意味がない」ときっぱり。今では２人の息子が会社を支え、自身は会長を務める。
○…息子たちはもちろん、会社を支える全ての社員が自身にとっての「家族」。「独身の時に社宅へ住んでいた社員が、マイホームを買ったりするとうれしくてね」と目を細める。ゴルフは長年取り組んだ趣味の一つで、時には妻と一緒に楽しんだことも。「ゴルフはベストスコアが出たら最高。一緒にホールを回ることで、新たな人と出会えることも最高」
○…「交通安全協会だけでなく、多くの人の協力があってこそ、地域における交通安全が進められる」と語り、行政機関や関係団体と同協会をつなぐことを意識する。「私は接着剤のようなもの。周りに支えてもらいながら、いいチームができる手助けをしたい」。一人でも多くの命を救うために皆で思いを一つにし、金沢区から事故がなくなるように力を尽くしていく。
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