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金沢区・磯子区 政治

公開日:2025.08.06

横浜市長選 山中竹春氏 大差で再選
実績を強調、得票率5割超

  • 当選確実が報じられ花束を受け取る山中氏(8月3日、中区)

  • 南区の横浜橋通商店街で演説する田中康夫氏(7月29日)

  • 中区の関内駅前で演説する福山敦士氏(7月31日)

  • 落選が確実になり、中区の事務所で関係者にあいさつする高橋徳美氏(8月3日)

  • 旭区の二俣川駅前で有権者の話を聞く斉藤直明氏(8月1日)

  • 青葉区のたまプラーザ駅前で演説する小山正武氏(7月20日)

 任期満了に伴い、8月3日に投開票された横浜市長選挙は現職の山中竹春氏(52)が約66万票を得て再選された。自民、公明、立民の各党が支援し、4年間の実績を強調した選挙戦を展開。幅広い支持を集めて新人5人を圧倒し、得票率は5割を超えた。投票率は41・64%で前回を7・41ポイント下回った。

 選挙戦は山中氏の1期4年の市政運営を中心に子育て支援策や高齢化への対応などが争点となった。

 山中氏は、この4年間で中学3年生までの小児医療費無償化や待機児童ゼロを実現したことを強調。施策によって人口の転入超過や企業進出が進んだことを「好循環」とし、それを推し進めたいと主張していた。

自民・公明・立民が支援

 選挙期間中の活動は、経済界を中心にした山中氏の後援会を軸に自民、公明、立民の市議らが日替わりでサポートして進められた。3日、当選確実が報じられ、支援者に「4年間で作ってきた実績をさらに発展させ、横浜市をもっと良くする、さらなる成長軌道に乗せていく」と述べた。

 元長野県知事で2度目の挑戦となった田中康夫氏(69)は「半数以上が投票に行かず、自分ではない候補者が選ばれた。これが民主主義の結果」、起業家の福山敦士氏(36)は「今回を起点に活動を広げたい」、前市会議員の高橋徳美(のりみ)氏(56)は「満足できる戦いができた」、元会社員の斉藤直明氏(60)は「今後も地域の役に立つ活動をしたい」、野菜卸売業会長の小山正武氏(76)は「私の政策で市民の命を守れることが伝わらなかったのが悔しい」とそれぞれ語った。

 金沢区の投票率は45・65%で前回から6・40ポイント減少したが、18区中トップ。磯子区は41・66%の9番目で、8・51ポイント減だった。

 候補者6人の得票数順は、磯子区は全体結果と同じだった。金沢区は山中氏に高橋氏が続き、田中氏、福山氏、斉藤氏、小山氏の順となった。

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