平成23年度の磯子区編成予算案（自主企画事業）概要がこのほど発表され、新年度の主要事業などが明らかになった。予算総額は、１億２５４３万７千円で、これは区局連携事業費を含む前年度予算額より、９９９万６千円の減となっている。
区は予算編成の考え方として、「地域の人たちとともにつくる、暮らしやすさを実感できるまち・いそご」を掲げており、その実現のために高齢者の見守りや地域の支え合い、子育て支援、地域のつながりや地域力の強化などを事業の中心に据えている。
具体的には、「誰もがいきいきと安心して暮らせる福祉保健の充実」（14事業）として１９８１万４千円、「地域とともに取り組む安全・安心を実感できるまちづくり」（６事業）に１２７４万５千円、「未来を担うこどもたちを健やかに育む環境づくり」（８事業）に１４３４万７千円、「一人ひとりが主役の磯子の魅力・活力アップ」（23事業）に６６９５万３千円、「地域に広がる環境行動の推進」（３事業）に１１５７万８千円をそれぞれ計上している。
区では予算案について「市全体の予算編成が厳しいなか、区予算案もマイナスになった。その状況下でも、特に市全体で取り組んでいる子育て支援と、区長が掲げる磯子の魅力アップ事業に重点を置いている」と話した。
新年度の主な新規・重点事業は、以下の通り。
▼「第２期区地域福祉保健計画『スイッチＯＮ磯子II』推進事業」（５１０万円）▼「がん検診・特定健診受診啓発事業」（50万円）▼健全な育児環境づくりや育児支援教室の開催などに取り組む「子育て応援推進事業」（４３２万８千円）▼「子育て人材養成サポート事業」（１７７万７千円）▼”いそごの逸品”の認定や”いそごの梅”の普及などに取り組む「区魅力アップ推進事業」（１００万円）
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