磯子区版 掲載号:2016年8月25日号

磯子在住細田孝充さん

夜間動物病院の奮闘、本に 社会

命の大切さ訴える

「ぜひ多くの人に読んでほしい」と細田さん
「ぜひ多くの人に読んでほしい」と細田さん
 磯子在住で青山学院横浜英和中学高等学校(南区)の国語科教諭の細田孝充さん(44)が、夜間動物救急病院を設立した獣医師たちのドキュメント本を7月20日に出版した。細田さんは「人間と動物たちが共生していくためにはどうしたらいいのか、命の大切さを考えるきっかけになれば」と話している。

 今回出版された本は「動物たちの命の灯を守れ!〜夜間動物病院奮闘ドキュメント〜」(緑書房/全215ページ・1728円)。2004年1月、都筑区に開業した首都圏初の夜間専門動物病院「横浜夜間動物病院(現在のDVMsどうぶつ医療センター横浜)」を追ったノンフィクション。

 細田さんがこの本を書くきっかけとなったのは今から3年ほど前。夜10時過ぎに飼っていた犬が怪我をし、病院を探していたが、電話がつながらず困っていたところインターネットで調べた「DVMsどうぶつ医療センター横浜」に掛かったこと。翌日、レントゲン写真を持って磯子区内のかかりつけの動物病院に行った際、治療内容などが伝わっていたことに驚き、「夜間動物病院の設立に関わった人に話を聞いてみたい」と取材を始めたという。

獣医師の夢が形に

 「横浜夜間動物病院」は、「夜間でも動物たちを診てほしい」という飼い主の声に応えようと、獣医師54人の出資により開業。当時、横浜市内に夜間専門の動物病院はなく、「無獣医時間帯を無くし動物と飼い主の不安を軽減したい」との獣医師たちの夢を形にした病院だ。本では、開業当初の苦悩、動物二次診療センターとなりDVMsどうぶつ医療センター横浜として地域獣医療に欠かせない中核病院に発展した様子が書かれている。

 「獣医師たちが夢や情熱を持って開業したことを通して、夢を追いかける素晴らしさを感じてもらえれば」と細田さんは話し、「動物を飼うことの責任や覚悟、命の大切さを改めて考えてほしい」と訴える。

印税は保護団体へ寄付

 5年前、細田さんは髄膜性脳炎になり3カ月緊急入院した。1年間のリハビリを経て学校に復職。復職後に「何か社会の役に立てないか」と考えていたところ、病院創立時のスタッフに出会った。教諭になる前にはフリーランスのライターとして活躍していたこともあり、本を執筆した。「苦しいリハビリを乗り越え教壇に復帰できたことに感謝しつつ、命の大切さを改めて痛感したことが今回の本の執筆につながった。ぜひ多くの人に読んで頂ければ」と話す。

 細田さんは、本の印税はすべて動物保護団体に寄付するとしており、今後は人間と動物たちがともに幸せに暮らしていけるような社会になるような活動をしていく考え。

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