(公財)横浜市老人クラブ連合会の愛称「かがやきクラブ横浜」を考案した 岩田 啓城(けいじょう)さん 磯子在住 83歳
輝くシニアに魅せられ
○…(公財)横浜市老人クラブ連合会を”親しみやすい団体に”と考案した呼び名「かがやきクラブ横浜」が、同連合会の愛称に選ばれた。昨年10月の募集を知り、締め切り間際に応募。636件の応募作品の中から選出されたと聞き「まさか自分の作品が」と驚きを隠さない。年が明け、手元に届いた連合会の広報誌を手に「自分の考えた愛称が紹介されていて嬉しいよ」。笑顔がほころぶ。
○…地元の老人クラブ「浜東ことぶき会」の会長で、区老人クラブ連合会の磯子支部長も務める。高齢化が進む地域で、高齢者の孤立を防ぐ”つどいの場”作りに尽力。スポーツや文化活動、誕生会や見守りなどの取り組みを通じ、参加者のイキイキとした姿に触れてきた。「みなさんとても元気でキラキラと輝いている」と笑顔。愛称には、自らが見てきたありのままのシニアの姿を込めた。
○…富山県朝日町で9人兄妹の三男として生まれる。自然の中でわんぱくに過ごした少年時代。「高校ではスキーの県大会にも出場したよ」と懐かしむ。23歳の時、父の仕事の関係で磯子へ。家の質屋を手伝いながら、独学で宅地建物取引士の資格を取得。不動産の仕事にも取り組み、現在も芦名橋の近くで(有)共信不動産を営む。地域活動に取り組むのは、町内会長を務めていた父の影響から。自身も磯子浜東町内会の会長を15年間務めた。「みなさんと交流するのが好きなのかな」。大切にするのは、地域の輪や住民同士のコミュニケーションだ。
○…娘や息子夫妻と不動産会社の仕事をしながら、老人クラブに関わる。週2回、仲間と楽しむというグラウンドゴルフは「チームで一位の成績を収めることも」とにっこり。クラブの会長として気にかけるのは、孤立する高齢者の存在。「テレビと話していてもつまらないじゃない。地域に出て仲間と話せば、笑顔になれる」。輝くシニアを増やすため、呼び掛けを続ける。
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