ウィリング横浜一部施設廃止 後利用に民間の知恵 市が事業者と対話を実施
福祉保健研修交流センター「ウィリング横浜」内にあるスポーツ施設「アプレ」と宿泊施設が9月30日をもって廃止された。施設を所有する横浜市は、今後の活用方法について民間事業者に広く意見を求めていく方針だ。
ウィリング横浜はゆめおおおかオフィスタワー(港南区上大岡西1の6の1)の4階から12階にあり、福祉保健従事者の研修や福利厚生を目的とした複合施設。研修室やレストランは存続するが、福祉保健従事者の利用やニーズの低下などからスポーツ施設と宿泊施設は9月30日に廃止された。
市は廃止部分の活用法について庁舎内で検討を進めてきたが、具体案が出なかったことから、民間事業者との対話を通じて市場性の有無や活用のアイデアを把握する「サウンディング型市場調査」を計画。廃止部分を活用して事業を実施する意向を持つ法人または法人グループから、体育室やスポーツジム・スタジオ、多目的浴室のスポーツ施設部分(約1450平方メートル)と宿泊施設分(約970平方メートル)について、用途や事業内容の提案を受け、検討する。市はできるだけ早期に、現状を生かした活用が望ましいとしているが、対話では変更も含め、こだわらないという。また、元々が市所有施設である側面から社会貢献策についても提案を受けたいとしているが、基本は民間への賃貸、売却となるため、従来のように公共的な施設となるかは不透明だ。
対話の参加者募集
現在、市は法人に対し、サウンディング型市場調査の参加を呼び掛けている。
日時は10月29日から11月19日までの30分から1時間(個別に調整)。申込は10月5日から24日午後5時まで。また、10月12日には事前説明会・施設見学会も実施(申込締切は11日午前10時)。詳細は市健康福祉局HP(ホームページ)まで。【URL】http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/
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