吹奏楽団「ブラス・カスミッシモ」の代表を務める 原田木舞(こまい)さん 上永谷在住 31歳
吹奏楽で元気を届ける
○…9月15日に、鎌倉芸術館大ホールで15周年記念定期公演を開催する「ブラス・カスミッシモ」。カスミッシモは1999年、高校生だった東永谷中吹奏楽部OBが中心となって設立。「言いだしっぺだったから」と結成当初から代表を務めている。「応援してくれている人たちに改めてお礼のできる演奏会。感謝の気持ちを伝えたい」と意気込む。
○…吹奏楽との出会いは相武山小時代。東永谷中吹奏楽部の秋のコンサートで、その破天荒なパフォーマンスに強く引き付けられ、憧れを抱くようになった。同中進学後は迷わず吹奏楽部に入部。ホルンを担当することになったが、当初は「なんでホルンに」と思っていたとか。しかし、中音域のホルンは、ハーモニーを作り全体の音に厚みを持たせる「縁の下の力持ち」。ホルンで身につけた協調性は今でも楽団の活動に活かされている。音大卒業後は楽器メーカーに勤務。管楽器の修理やメンテナンスなど「好きなことを仕事にしている」と充実した生活を話す。
○…団員はメンバーの友人や知り合い、演奏を見て加わった人など10代から40代までの約60人。土日を中心に練習し、様々な場所で演奏を披露している。15年前は高校生だった創立メンバーも30歳を超え、最近は楽団内で結婚する人も。同じ年代の仲間で結成したからこそ結束は強く、「楽団がメンバーにとって実家のような存在でありたい」と想いを口にする。
○…ロックやオーケストラなど幅広くカバーできる吹奏楽団を「幕の内弁当的なおいしさがある」と表現。その上で、笑いや踊りを取り入れるなど、総合芸術として楽しめるステージがモットーだ。実際に2006年に東関東選抜吹奏楽大会に出場した際には、演奏中の企画が白熱しタイムオーバーで審査対象外になったことも。今では笑い話になっているが今後も「元気を伝えたい」というコンセプトで、楽しんでもらえる音楽を届けていく。
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