市工連表彰 開発装置が受賞 港南テクニクスの鎌田さん
電機と金型事業を行う港南テクニクス（株）（下永谷／鈴木清代表取締役）の鎌田正明さん（38）が、「整列装置付き圧着機」＝写真上＝を開発し一般社団法人横浜市工業会連合会の「第30回すぐれたアイディア表彰」を受賞。１月10日にホテル横浜ガーデンで開催された同会の賀詞交換会で表彰を受けた。
同機は圧着端子（電線端末に取り付ける接続端子の１つ）＝写真下＝を、スイッチを押し半透明のカップ内に入れるだけで、電線先端に自動的に取り付けるもの。これまでは手作業で１つずつ取り付けており、労力と時間を要したことから「不便を感じていた」と鎌田さん。製作途中で煮詰まることもあったが、同僚とも相談し合いながら、約３カ月間で完成した。
同機ができたことで、手作業で行うよりも作業時間は約半分になったという。鎌田さんは「端子の流れなど改善する部分もまだ残り調整中。これからも会社にとって必要な人材になれるよう頑張りたい」と話していた。
開発した鎌田さん
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