港南消防署(松田康博署長)は大規模地震災害の発生時などにスーパー銭湯「極楽湯横浜芹が谷店」にあるお湯や水を消火用水として使用するための「覚書」を、同店と2月20日に締結した。入浴施設との同様の協力体制は、横浜市内でも初めて。
一般的な防火水槽の容量が約40㎥であるのに対し、同店には浴槽に82・5㎥、温泉処理水槽に38㎥、貯水槽に155㎥の計275・5㎥の温泉水がある。港南署が非常時に活用したいと打診すると、同店は快諾。利用できるかについても、昨年11月の検証訓練で確認している。
この日は、同店を運営する(株)極楽湯の高野透取締役専務執行役員、松田署長のほか、港南消防団の大津政美団長、永谷連合町内会の遠藤良一会長らが立ち会い、締結式を実施。高野取締役は「災害を乗り越えるには、行政、民間企業、地域の連携が必要。いざというときに地域に役立てる調印ができたことを嬉しく思う」とあいさつしていた。
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