川崎区・幸区 文化
公開日:2025.12.12
川崎市ゆかりの脚本家
山田太一氏の遺品、後世に
「バトンを繋ぐ会」発足 幸区に記念碑建立
2023年11月に亡くなった脚本家、山田太一さん(本名・石坂太一=いしざか・たいち/享年89歳)の遺したものを次世代に役立ててもらおうと、有志らが新たに組織を発足させた。円真寺(幸区幸町)には3回忌を契機に『山田太一の碑』が建立。「父の思いを形にして未来へ繋ぐ大切な存在として頂ければ」と次女の長谷川佐江子さんは願いを込める。
山田太一さんは「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎たち」などの名作ドラマを生み出した希代のヒットメーカー。若い頃から高津区に自宅を構え、多摩川などを舞台にした「岸辺のアルバム」を作りあげたほか、川崎市名誉文化大使も務めた。「地元ゆかりの著名人」として名を馳せる一方、飾らぬ気さくな人柄で地域住民などとも交流を深めていた。
次女が代表に就任
逝去から2年が経ち、親族のみで3回忌法要を執り行ったことをひとつの契機に、同氏の遺したものを次世代に役立ててもらおうと「山田太一のバトンを繋ぐ会」が新たに発足し、長谷川さんが代表に就任。山田氏と親交のあった、テレビプロデューサーらが名を連ねる。「父は生前『自分の幸福も大事だけれど、次の世代に何かを渡していく、前の世代と次の世代の自分は"つなぎ目"なんだ』と話していた」と長谷川さん。故人の思いと数々の遺品を後世に引き継ぐため、さまざまな企画を各所で予定する。
12日から「上映展示会」
最初に手掛けるのが、(公財)放送番組センター主催で12月12日(金)から「放送ライブラリー」(横浜市)で行われる「上映展示会」の共催。来年2月11日(水)までの会期中、山田太一さんが脚本を担ったテレビドラマ全作品を紹介するほか、台本や直筆原稿、愛用品などを展示。名作ドラマも多数上映される予定で、関係者は「市井の『名もなき人々』の日常を見つめ続けた山田氏の世界を作品上映と展示で伝えられれば」と語る。
原稿寄贈も
同氏の母校・早稲田大学の演劇博物館にドラマ、戯曲の直筆原稿や読書ノートなどを順次寄贈するほか、来年1月には同館主催による山田作品の連続上映も予定。小説の直筆原稿は神奈川近代文学館(横浜市)に寄贈する方針。10歳から18歳までを過ごした湯河原町の町立図書館では「書斎」を再現する企画も進行中という。
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