神奈川県タクシー協会などで構成し、電気自動車(EV)タクシーの普及促進を目指して活動している「かながわEVタクシープロジェクト」は、3月7日から3日間、横浜ベイサイドマリーナでEVタクシーの無料体験イベントを実施した。
今回は港南区港南台の日本サントスキャブの協力でEV3台を用意。ベイサイドマリーナから新杉田駅まで無料運行を行い、3日間で40組が利用した。
県内のEVタクシー台数は26事業者41台で、このうち横浜市内は6事業者15台(2月末現在)。2010年導入時からほとんど増加してないのが現状だ。県産業労働局の大西壮さんは普及が進まない要因として、「EVの航続距離」をあげる。充電による時間ロスを嫌うドライバーから敬遠されがちなのだという。同プロジェクトは短所を踏まえ、EVの新しい使い方を模索中で、大西さんは「決まったルートを回る観光タクシーや近場を行き来する子育てタクシーなどに活用できれば」と話している。
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