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公開日:2025.12.19

大船中央病院 市民公開講座
見逃さないで「耳」からのサイン
1月17日(土)午後2時から 要予約

 大船中央病院で来年1月17日(土)、「市民公開講座」が開催される。同院アネックス館6階講義室で午後2時から約1時間(1時30分開場)。詳細な医療情報を聞けると毎回人気の同講座。今回は「難聴とは〜人はなぜ聞こえにくくなるのか〜」をテーマに、同院耳鼻咽喉科の長谷部正之医師が講演する。

聞こえと認知症

 日常生活で重要な聴力。だが、毎日のなかで少しずつ衰えていく変化はなかなか気が付きにくいもの。同院の耳鼻咽喉科で多くの患者と向き合っている長谷部医師は「近年の研究で難聴と認知症の関連性が指摘されているんです」と話す。

 耳から入る情報が弱まることで脳の活動も減少し、それが認知機能の低下を招く。「聞き返しや聞き逃しが増えたり、聞こえづらさを感じたら、すぐに受診をおすすめします」と長谷部医師。「少しくらいなら…」と放置してしまうと、気が付かないうちに症状が進行してしまうのだ。

耳の危機は見えない

 聴力の不調については、目で見ることができないことも受診が必要な理由の一つ。

 人間の聴力のメカニズムは、音を鼓膜でとらえ、それを電気信号に変換して脳へと送られる。高精度な体内のセンサーがいくつも関わっているため、どの部分に不調があるのかは検査してはじめてわかるもの。

 講座では、難聴になるメカニズムを聴力検査の図などをふまえながら、難しい言葉を極力使わず、わかりやすく説明していく。

専門家が解説

 「会社の健康診断で聴力検査をしているから」という人も多いが、長谷部医師は「健康診断では測定しない音域も検査することが大切」と呼びかける。特にメニエール病などは検査されない低音域が聞こえにくくなるのがサインだという。耳の検査をしたら脳の腫瘍が見つかったというケースや、突然聞こえが悪くなり検査をしたら「突発性難聴」だったというケースも。「とにかく少しでも早い受診が大切」と力を込める。

参加予約受付中

 市民公開講座では、他にも聞こえに関する情報を紹介する。定員は70名。予約は同院の専用フォームで受付中。

大船中央病院

神奈川県鎌倉市大船6-2-24

TEL:0467-45-2111

https://www.ofunachuohp.net/

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