神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2014年6月5日 エリアトップへ

港南台連合自治会の新会長に就任した 齊藤晴通(はるみち)さん 港南台在住 79歳

公開:2014年6月5日

  • LINE
  • hatena

やりがいのある「自治会」に

 ○…19の自治会町内会、約6400世帯からなる港南台連合自治会の会長に、今年4月に就任。「他に誰も手を挙げる人がいなかったから」と笑うが、「誰かがやればいい、とは考えなかった。それでは世の中はまわらなくなってしまうから、もし皆がよければ引き受けようかと」。強い責任感で、役割を背負った。

 ○…40年前、40歳を前に当時造成したばかりの港南台に移り住んだ。住宅も少なく、「風の強い日は砂ぼこりがひどくて、砂漠みたいだった」。自治会活動にはこれまで積極的でなかったが「計画された街で道がしっかりしているし、自然も豊か。住宅地として素晴らしい」と愛着を口にする。一昨年のたかのす自治会の副会長を皮切りに、昨年は同自治会の会長と連合自治会の副会長、そして今年連合自治会の会長に。「高齢者の独居世帯を見守る仕組みを考えたい。いざというときに駆けつけられるようなものを」と意欲的だ。

 ○…静岡県の小さな村に生まれ、少年期に戦争を体験。3人の兄と父を多感な時期に失い、高校卒業後にはノイローゼにもなった。救いとなったのは、医師が紹介した住職による仏教との出会い。「あるがままでいい」と教わり、弱い自分も受け入れようと思えたことで楽になった。その後、大学で電気工学を学ぶと、公務員の道へ。「研究室の先生に、『君は一度もお世辞を言わなかった。世渡りが下手だから民間企業は無理だろう』と言われてしまってね」と笑って振り返る。

 ○…「単なる住民同士の『親睦会』が自治会の本質。ボランティア団体でもなければ、役所の下請けでもない」。制約にとらわれすぎればつまらなくなり、自治会は衰退する、と危惧する。「自分たちで企画し、実行することの喜びは大きい」。商店会などとの協力も念頭に入れ、住民同士の交流が盛んな「にぎわいある街」を目指していく。街をよくするため気配りはするが、舵を切ることに遠慮はない。

港南区・栄区版の人物風土記最新6

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

泉 秀明さん

設立50年を迎えた野庭団地第一自治会の会長を務める

泉 秀明さん

野庭町在住 68歳

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook