―知っていましたか?― 明日、8月8日は「歯並びの日」 歯並びの大切さ、見直す機会に
8月8日は、公益社団法人 「日本臨床矯正歯科医会」(以下、矯正歯科医会)が制定した「歯並びの日」。整った歯並びは見た目の印象だけではなく、歯の状態を良好に維持するために大切な役割を果たすもの。時間にゆとりのある夏休み中に、歯列矯正や歯並びの大切さについて考えてみては。
矯正歯科と一般歯科との違いは
歯科医の中にも矯正治療を専門に行う矯正歯科医と虫歯治療などを行う一般歯科医がある。
しかし、一般歯科医でも診療科目に「矯正歯科」を標榜することができるため、患者にとってはどこの医院を選べば良いか悩むところだ。こんなときは、矯正歯科医会(【URL】http://www.jpao.jp/)に加盟する会員や、公益社団法人「日本矯正歯科学会」(【URL】http://www.jos.gr.jp/)による「認定医」や「専門医」(※)などの資格を有する矯正歯科医を選ぶのも基準の1つだ。
治療は長期間かつ費用もかかるからこそ、医師の症例数や治療方針、システムなど信頼できる矯正歯科医院を見つけることが必要だ。
市民セミナーに200組の親子
矯正歯科医会神奈川支部では7月31日、鎌倉芸術館(鎌倉市)で「市民セミナーinかまくら〜”歯並びと健康”―子どもたちの未来のために〜」を開催した。
今年で11回目を迎えるこの催しは、矯正歯科治療の正しい情報の普及などを目的に年に1度開催しているもの。当日は神奈川県内の小学生を中心とした親子200組以上が参加した。
セミナーでは冒頭に、会員の島田正医師が講演=写真。矯正歯科治療の適当な開始時期や症例、安心して治療を受けるために必要な知識を紹介した。症例の中には舌のトレーニングで歯並びが整った例や、80代の男性の治療例も。島田医師は「矯正歯科治療は大変なことも多いけれど、頑張って続ければ必ず良い状態になる」と参加者に伝えた。
その後、参加者は会員による無料個別相談と、症例展示を見学するグループに分かれた。個別相談では会員が子どもの口内をチェックし、保護者は治療への疑問を投げかけていた。また症例展示では、治療が必要とされるさまざまな例を会員から説明を受け、参加者は真剣な様子で聞いていた。
会員の前田眞琴医師は「治療に関する情報はさまざまなメディアで溢れているが、専門医の合意を得た情報を知ってもらうのが、このセミナーの目的。参加者にとって、敷居が高く感じる矯正歯科治療の窓口にもなれば」と話していた。
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