港南区・栄区版 掲載号:2014年9月25日号 エリアトップへ

今夏で横浜高校硬式野球部のコーチを退任した 小倉 清一郎さん 中区在住 70歳

掲載号:2014年9月25日号

  • LINE
  • hatena

高校野球道に曇りなし

 ○…幾度となく勝利を導いた鋭い観察眼――「もう左目は見えないんだよ」。そう言いつつ、グラウンドからは片時も目を離さない。選手の発掘や緻密な分析で手腕を振るった41年は、長いようで短かった。「70歳、良い引き際だ」。甲子園通算62勝、プロ輩出40人。高校球史に栄光の記録を刻んだ名参謀が、横浜を去った。

 ○…中区本牧出身。小4で始めた野球はただ打つ快感が面白かった。大鳥中時代、法政二高を目指すが、進んだのは当時アウトローの印象が強かった横浜。捕手として、同級生の渡辺元智監督と県準優勝を果たした。指導者の道を歩み、初の甲子園行きを掴んだのは静岡・東海大一高コーチ時代。「甲子園行くくらい難しくなかった」。33歳で横浜の監督になるも一年で横浜商へ。だが、水道関係の仕事と掛け持ちのため甲子園が決まるたび職を変えることに。「5、6回変わったね」。野球も仕事も腕に自信があったからこそ続けられた。

 ○…部長として横浜に迎えられたのは1990年。「サイン以外はやった。半分監督みたいなことをやらせてもらいましたよ」。部長の立場を越えて徹底指導。8年後に甲子園春夏連覇を打ち立てた。印象深い場面だが「一番充実を感じた時とも限らない」ときっぱり。「石川、下水流、福田…」代ごとに選手と感じた喜びに優劣はつけられない。一方、「3年間一度も投げずに卒業した子は一番気になりますよ」と話す。選手の成長や葛藤を傍で見てきた分、コーチに就任した2010年からは歯がゆさもあった。「不満ばかり」とぽつり。「自分が指示を出せないしデータが生きない。やっぱりベンチに入ってなんぼだよね」

 ○…今後は全国の高校を回って指導する。「八方美人になるから」と、神奈川なら一校だけと決めている。「高校野球しか飯を食えない」と一言。「高校野球が一番熱い心で、良い勝負をしようという思いでできる。子どもの成長を楽しみにするだけのことだよ」

港南区・栄区版の人物風土記最新6

生原 秀将さん

プロバスケットボールクラブ横浜ビー・コルセアーズ主将の

生原 秀将さん

横浜市在住 26歳

1月14日号

釈 由美子さん

新たな交通系アプリ「マイルート」などを通じ、横浜の魅力を発信している

釈 由美子さん

横浜市在住 42歳

1月7日号

杉山 紀子さん

約1600人の会員で構成される横浜市歯科医師会の会長を務める

杉山 紀子さん

栄区公田町在住 65歳

1月1日号

青井 茂樹さん

このほど日本棋院横浜栄支部の支部長に就任した

青井 茂樹さん

栄区庄戸在住 64歳

12月3日号

渡部 健人さん

ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1位で指名された

渡部 健人さん

旭区在住 21歳

11月19日号

レジェンド松下さん(本名:松下周平)

県警の特殊詐欺被害防止の動画に出演している人気実演販売士

レジェンド松下さん(本名:松下周平)

栄区出身 41歳

11月12日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月4日0:00更新

  • 1月28日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年1月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク