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港南区・栄区版 公開:2014年11月6日 エリアトップへ

今年50周年を迎える横浜港南ライオンズクラブの会長として活動する 秋山 武仁(たけひと)さん 磯子区森が丘在住 68歳

公開:2014年11月6日

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奉仕の思い 次の半世紀へ

 ○…1965年11月11日にライオンズクラブ国際協会から認証を受け、正式に発足した横浜港南ライオンズクラブ。半世紀にわたり、奉仕団体として1つひとつ活動を重ねてきた。節目を迎える会長として仲間への感謝と誇りを持ち、今月11日の50周年記念式典に臨む。

 ○…福岡市で生まれ、5歳で横浜へ。医師だった父を見て「こんなに人に貢献できる仕事はない」と迷わず同じ道に。慶應義塾大学医学部を卒業し、選んだのは脳神経外科。高倍率の顕微鏡を通して行う手術は患者の命に直結する。「この手が1㎜ずれたら」。そんな重圧との戦いが続き、救えなかった命に落ち込むことも。しかし、「手術がうまくいって患者さんが元気になるとうれしいよね」。そのやりがいが医師としての自分を支えてきた。秋山脳神経外科・内科病院を開業し、今は2人の息子も脳神経外科医に。同じ職業を選んだ息子を嬉しく思い、3人で手術することもあると表情を崩す。

 ○…会員の家族を診たことがきっかけとなり、クラブに入会し、今年で25年目になる。しかし、患者第一の姿勢から多忙を極め、入会当初は積極的に活動できなかったという。それでも少しずつ時間を確保できるようになると、他の会員に触発され、「自分にできることはできるだけしたい」と参加するように。今年は50周年記念として福祉施設に車両を寄贈するなど例年よりも多くの活動を実施してきた。大切な仲間と一緒に見返りを求めず、他の人が喜び、自分も満足できるクラブの活動を「幸せ」と語る。

 ○…寄付だけではなく、参加することが求められるようになるなど、「奉仕」の意味も年月と共に少しずつ変わってきた。それでも改めて思うのは「奉仕活動をしたい」という純粋な思い。会員の減少など課題もあるが、今後もクラブの魅力を伝えつつ、子どもの才能を伸ばしていく活動に力を入れたいという。好きな言葉は「初心」。次の半世紀に向けて、今、再スタートだ。
 

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