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港南区・栄区 社会

公開日:2015.09.17

港南消防署
「おふろの王様」と覚書締結
大規模地震時の水を確保

  • 握手する名取署長(左)と砂田店長。温泉水を使った給水訓練(写真下)

 港南消防署(名取正暁署長)は8月27日、大規模地震発生時等に備えた消火用水確保のため、スーパー銭湯「おふろの王様 港南台店」(日野中央2の45の7)を運営する東京建物リゾート株式会社との間で覚書を締結した。



 これは災害によって消火栓が使用できない場合に備えるもの。今回の覚書により港南署と港南消防団は、大規模地震等発生時に同施設の温泉水等153㎥や敷地を消火活動に使用できることになった。当日は締結式の他、実際に同施設の温泉水を使った給水・放水訓練も実施された。



区内5例目



 港南署では、区内のスーパー銭湯やプールなど民間の施設と昨年から覚書を締結しており、今回で5例目。名取署長は「区内には河川が多いものの水深が浅く、消火用水として十分とはいえない」と話し、「今回の協力は、地域防災・減災の大きな向上につながるもの」と感謝を述べた。



 同店の砂田岳店長は「2005年のオープンから、『地域一番店』を目指してきた。今後も、安心できる地域づくりに貢献できれば」と力を込めた。

 

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