丸山台中学校吹奏楽部(部員数42人)=写真=が9日、中学生小編成部門(30人以下)の最高峰の「第16回東日本学校吹奏楽大会」に出場し、金賞を受賞した。同部の東日本での金賞受賞は3年ぶり2度目。
東日本大会は地区大会、県大会を経て、東関東など各ブロックから代表が集うコンクール。丸山台中学校は2013年、創部32年目にして初めて駒を進め、金賞を受賞した実績があり、今年はそれ以来の東日本大会出場となった。丸山台中学校にはマーチングの全国大会常連校でもある下野庭小学校からの入学者も多く、「音楽的な基礎はできている子が多い」と顧問の米田夕貴教諭は話す。
今年のコンクールは「演奏順」に試されることが多かった。県大会では「1番」を引いて早朝練習で対策をしたが、東日本大会は「最後」となり、午後5時すぎという遅い演奏開始時刻となった。「一日の疲れが出やすい時間帯で経験がなかった。演奏のテンションや集中力を高められるよう、練習時から工夫して臨んだ」と米田教諭は振り返る。
そして迎えた本番の舞台。部長の岡村悠凱君(3年)は「大勢のお客さんの前で緊張したけど、とにかく楽しく演奏できた」と大舞台で手応えを感じたという。副部長の大山幸乃さん(3年)も「百点満点の演奏ができて最高の夏になった」と地区大会から始まったコンクールを笑顔で振り返った。一方で同じく副部長の菅野愛菜さん(3年)は「演奏が終わった時はもう、みんなに満足感があった。でも『これで終わり』と思うと急に寂しくなった」と涙を堪えきれなかった。
最高の舞台で最高の演奏を披露できた――。「だからもう結果は重要ではなかった」が、丸山台中学校は最高評価の「金賞」を受賞した。金田哲校長は「朝も放課後も一生懸命練習してきた。結果につながり本当によかった」と頬を緩めた。
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