東京ガスエコモ株式会社(本社/港南区丸山台)のバレーボール部男子6人制チームが、先月11日に行われた全日本クラブカップ選手権大会・神奈川県予選会で優勝し、創部5年目で初の全国大会行きを決めた。全国大会は8月10日から和歌山県和歌山市で開催される。
クラブチーム男子6人制の神奈川県予選会は、ひらつかサン・ライフアリーナ(平塚市)を会場に13チームによるトーナメント戦で争われた。東京ガスエコモバレー部の今大会躍進のターニングポイントは2回戦だった。「強いチームとあたることは分かっていたので、全くプレッシャーがなかった。それが結果につながったのかも」。同部の福田誉さん(37)はそう明かす。
2回戦で強豪の神奈川教員クラブを相手に、第1セットを28対26で競り勝つと、勢いに乗って2対1で勝利。続く準決勝のパーマンとの対戦では、シーソーゲームながらもストレートで試合を決めた。
決勝は、昨年ストレートで敗れた奔流道と対戦。第1セットを15対25で落とすも、第2セットは粘って勝利し、勝負は第3セットへ。序盤に8対2まで離されたが、高さを生かしたブロックで得点を重ね、逆転初優勝を果たした。
バレーで地域貢献を
同社バレー部の創部は5年前。社内にバレーボール経験者が多く、また国内最高峰「V・プレミアリーグ」でFC東京の選手として活躍する従業員もいたため、「トップアスリートの現役時代は長くない。引退後も彼らがバレーを続けられる環境を作っておいてあげたかった」と発起人の谷本将司さん(40)は思いを語る。
部員は現在23歳から40歳までの17人で、本社近くの丸山台小学校体育館で週に1回の練習を続けている。FC東京の元選手が3人所属することに加え、スタメン6人の平均身長185・8cmという高さも強みだ。
チームはわきあいあいとした雰囲気だが、職場はそれぞれ異なるため、終業後にメンバーが揃うのは容易ではない。「3人いればどうにか練習になるんだけど」と福田さんは話す。
同部では地元小学校でバレー教室を開催するなど地域貢献活動にも取り組んでいる。キャプテンの前田竜一さん(35)は「部活動は会社を背負っているし、全国大会は神奈川を代表して臨むもの。恥ずかしくないプレーをしたい」と意気込みを話した。
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