港南区・栄区 トップニュース社会
公開日:2018.08.02
港南区
都市マス13年ぶり改定
防災の視点を拡充
港南区役所は先月20日、都市計画マスタープラン港南区プランの改定素案を発表した。2005年策定の現行プランから13年ぶりの改定。防災や低炭素社会へのまちづくりの視点を拡充したほか、鉄道駅周辺の5地区を生活拠点とした将来都市構造を示した。
都市計画マスタープランは都市計画に関する長期的な基本方針を示したもの。港南区プランは、横浜市の全体構想を前提に港南区のまちづくりの方向性を整理している。
改定のポイントは▽全市プランの改定や上位計画との整合性▽上大岡駅及び港南中央駅周辺などまちづくりの進捗の反映▽災害に強いまちづくりや低炭素・脱炭素社会をめざしたまちづくりの視点の追加――の3点。
将来像は現行プラン同様、「みんなでつくる ふるさと港南」。都市防災の方針では「被害を出さないまちづくりと地域づくり」を掲げ、建物の耐震化や不燃化、狭あい道路の拡幅、治水対策、崖の崩落対策などの拡充・強化の方針を打ち出した。
めざす「将来都市構造」について、現行計画では「上大岡駅と港南中央駅周辺」を区の中心部とし「港南台駅周辺」「上永谷・下永谷駅周辺」を「生活・まちづくり拠点」と位置付けて一体的な方針を示していたが、改定素案では「上大岡駅周辺」を主要な生活拠点とし、他4駅周辺をそれぞれ生活拠点に位置付けた。
港南区役所では8月13日から9月14日まで、市民の意見を受け付ける。8月25日と9月6日に説明会を開く。問い合わせは港南区役所区政推進課(【電話】045・847・8319)へ。
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