2期目議員による市政報告 89 生活者の視点から施策を実現へ 公明党横浜市会議員団 安西ひでとし
■体育館の空調設置へ
公明党市議団は12月19日、市長と教育長に対し、市立学校体育館の空調設備設置の検討について申し入れを行いました。近年の猛暑を踏まえ、特別教室への設置を急ぐとともに、避難場所としても活用される学校体育館への設置検討を早急に進めるよう要望しました。
その結果、31年度予算案で学校体育館への空調設備の設置が検討されることが示されました。建て替えに伴う体育館への設置は実施設計を行う3校から検討され、既存体育館への設置も性能や効果を調査し、市立小中学校488校の中から複数のモデル設置校を選ぶ作業も進められます。災害時の拠点となる学校施設への夜間照明の設置も検討が進みます。
■小児医療、中3まで助成
子どもの医療費の負担を助成する小児医療費助成事業。長年の粘り強い要望が実を結び、4月から通院助成の対象を「小学6年生まで」から「中学3年生まで」に拡大されます。
新たに対象となる中1〜中3は、小4〜小6と同様、現行の3割負担から通院1回の上限額500円までとし、500円を超える額を助成します。院外薬局 (薬代)および保護者の市民税が非課税の場合は全額助成となります。今後、全世代型社会保障の構築に向けて所得制限撤廃と18歳までの助成拡大を目指します。
■多くの主張が予算案へ
▽防災スピーカー増設=地震や局地的な大雨等に関する迅速かつ正確な情報のニーズに対応し、区役所や地域防災拠点等に42カ所増設します▽保育所整備・人材確保=地域のニーズを把握し、必要な保育所等を整備します。保育士の宿舎借り上げ助成や就学資金の貸付、質の向上のための取組を行います▽新たな介護人材の確保=ホームヘルパー等を目指す市民を対象に資格取得を支援します。本市で介護の仕事を希望して来日する外国人の日本語研修や受け入れ施設等のマッチングを支援します▽認知症の早期発見=65歳以上を対象に市内の医療機関 (3か所)で問診による検査を行う認知症早期発見モデル事業を実施します
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