4月1日付けで栄区長に就任した 星崎 雅代さん 港北区在住 57歳
「現場千回」の中から
○…区長として戻ってきた栄区役所はおよそ四半世紀ぶりで、以前は区政推進課の係長を務めていた。「庁舎や周辺の建物の佇まいが変わっていなくて、慣れ親しんだ景色」と懐かしむ。栄区の特徴として高齢化率の高さと要介護率の低さを挙げ、「25年前にお世話になった人たちがそのまま暮らし続けていて年齢を重ねている感じ。でもそれを感じさせないほど若々しい」と笑顔を見せる。
○…近年、栄区役所の窓口サービスは100%近い満足度を得ており、「以前いた頃と比べても、職員の雰囲気がいいなと感じる。コミュニケーションが取りやすい雰囲気を大事にしていきたい」。また、林文子市長がしばしば口にする市民との「共感と信頼」という言葉にふれ、「区役所は最も住民の近くでその関係性を実現できる場」という。
○…新潟県出身で金沢大学を卒業後、ゼミの先生が市内在住だった縁で横浜市に入庁。経済局の担当が長く、直近では副局長を務めた。キャリアの中で大事にしてきた「現場主義」は、栄区でも基礎に据えていく。「それぞれのポストごとに『現場』は異なるけど、こちらから足を運ぶという姿勢が大切」。商業振興課在籍時は担当の商店街に足しげく通い、少しずつ信頼関係を築いていったという。この1年間の目標にも「現場千回」をスローガンに掲げている。
○…鶴見区役所時代に茶華道協会を担当したのがきっかけで始めた茶道は現在まで30年ほど続けている趣味の1つ。日常を離れる静かな空間は心を落ち着けるひとときだ。一方で、毎朝5キロのジョギングが日課で、横浜マラソンでの完走経験もあるという。「走っているときは無心になるから、頭の中が整理されたりアイデアが浮かんだりする」。心と足を使って、栄区政をけん引していく。
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