市会議員 たのい 一雄 市政報告 がん議連会長に再任撲滅推進へ決意新たに
日本では2人に1人が生涯でがんになるといわれています。高齢化とともに罹患率が増加し、身近な問題として捉えられるようになりました。
横浜市は2014年に「がん撲滅対策推進条例」を施行し、様々な取組や事業を進めています。私は「がん撲滅横浜市会議員連盟(がん議連)」の会長として、この条例制定を議員提案しました。このほど開かれたがん議連の総会で会長に再任され、がん対策への決意を新たにしたところです。
検診受診率アップへ
「人生100年時代」といわれる中、健康寿命の延伸のためにもがん対策は自治体の喫緊の課題です。横浜市ではこれまで、▽がん予防の推進▽がんの早期発見の推進▽医療の充実▽患者と家族への支援▽緩和ケアの充実▽がん研究の推進――などに取り組み、特定の年齢の市民を対象に胃・肺・大腸・子宮・乳、前立腺のがん検診を行っています。
がん対策は何よりも「早期発見」「早期治療」が重要です。それでもなお、横浜市民のがん検診の受診率は高いとはいえません。統計をみると、横浜市民の子宮がん、乳がん、大腸がん、肺がんの検診受診率は全国平均を上回っているものの、胃がんは5・5%で全国平均の8・6%を下回っています。港南区は大腸がんと肺がんの検診受診率は市平均を上回っているもの、乳がんと子宮がんは市平均を下回っています。
横浜市では今年4月から、大腸がんの検診を無料化しました。大腸がん検診は2011年度から5年間、国から無料クーポンが配布され無料でしたが、クーポンが廃止された16年度から受診者が減少しました。こうした事態を受け、市独自の事業として無料化を導入しました。
がん対策の推進、そして患者と家族への支援は私の使命だと考えています。これからもしっかりと議会で議論し、施策づくりと事業の予算化に取り組みます。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
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