港南区・栄区版 掲載号:2019年9月12日号 エリアトップへ

横浜市埋蔵文化財センターの所長として発掘調査や普及啓発に取り組む 橋本 昌幸さん 相模原市在住 59歳

掲載号:2019年9月12日号

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時を超えるロマンを胸に

 ○…2009年秋に都筑区から栄区の旧・野七里小学校に移転した横浜市埋蔵文化財センター。港北ニュータウン地域内遺跡などの発掘調査を担った前身の「埋蔵文化財調査委員会」から数えれば、今年は発足50周年の節目でもある。学校建設やインフラ整備など市の事業に伴って各地の発掘調査をし、その記録を報告書にまとめてきた。「その価値を広く知ってもらい、後世に残すのが役割」

 ○…同じ文化財でも絵画や彫刻とは異なり、地中から発見された「人が造ったもの」を取り扱う。土器や石器、装飾品など、そこからは当時のごく一般的な人々の暮らしぶりが推察できる。貝の密集する貝塚は酸性の土を中和するため、時にはその中に縄文人の人骨が残ったままのこともあるという。「何千年もの間、誰にも見つけられずにそこにあり続けたのかと思うと、感動さえする」

 ○…横浜生まれの相模原育ち。高校生の頃、伝説とされた都市「トロイア」を発掘したドイツの考古学者・シュリーマンの著書にロマンを感じ、大学で考古学を専攻した。卒業後、調査委員として市内各地の発掘調査に携わり、シャベルを手に現場で汗を流した。「『掘り』はマンパワーが必要。それは今も変わらない」。時間的な制約もあり、屋外での手作業には効率性と丁寧さがシビアに求められる。それでも「たまに珍しいものが見つかったりすると報われた気がする」と笑って明かす。

 ○…報告まで含めた発掘調査事業のほかに、センターは市民への普及啓発事業も担う。センター内の常設展示室のほか栄区郷土資料室も平日は一般に無料開放されているが、知名度が課題という。「子どもたちにどう伝えていくか。将来、考古学の道に進む子が1人でも2人でも出てくれたら」と次代にも思いを馳せる。

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