港南区出身でボクシング元日本スーパーライト級チャンピオンの江口慎吾さん(44歳)がこのほど、地元の上永谷駅近くにフィットネスジム「ソリッドボックス」(港南区丸山台1の11の1上永谷ビル405室/【電話】045・374・5589)を開業した。
健康づくりを目的としたフィットネスやダイエットに効果のあるキックボクシングの要素を取り入れ、「地元の皆さんの健康づくりに役立てたら」と話している。
26歳でチャンピオンに
江口さんは芹が谷小、芹が谷中の卒業生。中学生の頃に辰吉丈一郎の試合を目にしてボクシングにのめり込んだ。「あの闘争心に魅了された。自分はどちらかというと内に秘めるタイプだったから」。日本大学高校に入ってから本格的なトレーニングを開始したという。
22歳で大橋ジム(神奈川区)からプロデビュー。26歳で日本スーパーライト級のタイトルに挑戦して5ラウンドTKO勝ちでチャンピオンベルトを手にした。その後の活躍も期待されていたが体調不良が続き、翌年惜しまれつつ引退を決意した。
他業種を経て再び
その後はさまざまな職業を経験した江口さん。1年間の留学の後、上永谷で塾講師として勤めた時期もある。2011年からは実家の電気工事業を手伝い始め、第一種電気工事士のほかに宅地建物取引士、簿記2級、ファイナンシャルプランナー2級などの資格も取得した。
その間もトレーナーとして活動していたが、15年からは知人の紹介でフィットネスジムで働いた。昨年からのコロナの影響で今後を見つめなおした末、新ジムの開設に踏み切ったという。
「自分の経験を指導に」
「一般的なフィットネスも教えられますが、ボクシングの部分の経験は自分ならではのもの。ニーズに応じた質の高いものを提供できるジムを目指したい」と江口さんは思いを語る。ジムにはすでに6歳から70代まで幅広い世代が通い、女性の利用者も多い。
「ジムに通い始めて運動が習慣になり、楽になったよとか、体調が変わったという声が聞けるのが一番うれしい」と江口さん。初心者向けに会員登録なしの「健康クラス」(1回500円/火曜午前9時30分〜)もある。詳細はHPを参照。
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