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港南区・栄区 スポーツ

公開日:2022.07.21

栄区在住 K1戦士
鈴木勇人選手が奮闘中
来月、福岡で強豪と対戦

  • 勝利を収めた4月の試合では元王者を下した鈴木選手=本人提供写真=

 多摩市生まれ、栄区在住の格闘家が奮闘中だ。立ち技格闘技「クラッシュ」の元スーパー・ライト級チャンピオン(65キロ以下)、鈴木勇人選手(32)=写真=は2016年に格闘家デビューし、クラッシュで勝利を重ねるなか、近年は国内最高峰の格闘技団体「K1」の試合にも出場するように。K1では連敗を期すことになったが、今年の4月に元チャンピオン相手にKO勝利を収め、改めて注目を集めることになった。

 プロフィール欄には八王子出身としているが生まれは多摩市といい、8月11日(祝)には若手の注目株、近藤魁成選手との対戦が決まり、鈴木選手は「以前対戦し引き分けた相手。今回は分かりやすくKO勝利を目指す」と意気込んでいる。

「根拠」を重視

 連敗を期して鈴木選手が取り入れたのが、「根拠のある戦い方」。なぜ、この攻撃があたるのか、このパンチをもらう理由は――。攻撃、守りの動作一つひとつをトレーナーにその根拠を尋ねながら指導してもらい、考えながら戦うスタイルを構築していったのだという。「以前は闘志そのままに相手へ向かっていっていたが、これではもう勝てないと実感した。4月の戦いではその成果を出すことができた」と鈴木さんは振り返る。年齢からベテラン選手として取りあげられることが多いが、本格的に格闘技を始めたのは26歳の時。未だ伸びしろ十分だ。

家族の存在も

 一方で、鈴木選手の強さの背景には家族の存在もある。厳しい練習を積むなか、妻や小学生の娘と共に遊びに行くことが息抜きになっているという。「みどりのある場所や海など。昔から自然豊かな場所だと心が落ち着く。多摩や育った八王子にはみどりが多かったですね」と微笑む。

 そして、格闘技を極めた後に将来的には新しく事業を始めたい思いもあるという。「探求心が強い。だから、格闘技ものめり込むことができた。引退後は新たに突き詰められるものを探すことになると思います」

 鈴木選手の試合は8月11日(祝)、福岡国際センター(福岡県)で行われる。チケットなどはK1のHPなどで。

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