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港南区・栄区 スポーツ

公開日:2022.12.15

港南台剣道クラブ
「作文発表会」で2人入賞
競技で得た体験つづる

  • 亀井さん(左)と菅野さん

 港南台第一小学校を拠点とする「港南台剣道クラブ」の部員がこのほど、神奈川県剣道道場連盟主催の「体験実践発表会神奈川県予選会」で最優秀賞と優良賞を受賞した。同大会は剣道を通じて得た体験を文章にし発表する事で、心身ともに健全な青少年育成を目指す目的で毎年実施されている。

 小学生の部には77作品の応募があり、その中から5作品が第二次選考に進出。内容・構成・表現・説得力の各項目が採点され、最優秀賞に同クラブの菅野遥人さん(6年)、優良賞に亀井麻希さん(5年)がそれぞれ選出された。

 剣道歴6年の菅野さんは「剣友」をテーマに剣道を通じて深めた交流について記述。受賞について「自分の気持ちを伝え、それが選ばれてとても嬉しい」と語り、剣道については「運動神経が向上し、人間形成にもつながった」と述べた。

 剣道歴5年の亀井さんの作品は「剣道は勝ち負けだけではない」というタイトルで、日々の鍛錬で身に付けた、相手に対する思いやりの心や礼の気持ちについて書いたもの。「昨年は賞を取れず悔しかった。受賞出来て良かった」と話し、剣道については「友人との関わり方や礼儀作法を教えてくれた」とした。

 同クラブの代表を務める山岸正英さんは「日頃の教えがしっかり届いていることがよく伝わってくる内容で、指導者冥利(みょうり)に尽きる」と喜びを語り、「稽古や試合で学んだ経験は必ず今後の人生に役立つ」と話した。

 港南台剣道クラブは40年以上続く歴史あるクラブだが、一時期は子どもたちの数が減少。最終的には1人になり廃部の危機を迎えたこともあった。現在は34人の剣士が在籍し、活気あふれる姿を再び取り戻している。

 菅野さんは来年1月8日に茨城県日立市で行われる関東地区大会に、神奈川県代表選手として出場し体験発表する。

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