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港南区・栄区 社会

公開日:2023.06.15

栄警察署管内
2局で特殊詐欺被害防ぐ

  • 有馬署長(左)と波多野さん

  • 感謝状を手にする山崎さん

 栄警察署(有馬美奈子署長)管内にある2カ所の郵便局でこのほど、局員が積極的な声掛けを行うなどし、特殊詐欺被害を防止した。同署は6月上旬に防止した各局員らへ感謝状を贈呈した。

 横浜元大橋郵便局の波多野裕樹さんは5月12日、高額の貯金引き出しに訪れた男性に、理由などの具体的な確認を実施。警察に通報し、孫をかたった特殊詐欺被害を阻止した。

 波多野さんは「今後も地域の皆さんの役に立つよう職務に励みたい」と語り、有馬署長は「勇気ある声掛けで被害を阻止していただき感謝しています」と話した。

 横浜桂台郵便局の局員、山崎和枝さんは5月17日、「孫がお金を紛失したので150万円をおろしたい」という来局者を対応。貯金引き出しの理由や具体的な確認を行うなどし、特殊詐欺被害を未然に防いだ。

 山崎さんは「お客様の財産を守れて良かった」と話し、有馬署長は「犯罪を1件防いでくれて感謝しています」と感謝状を贈呈した。

 今年1月から6月5日付の栄警察署管内の特殊詐欺被害は26件で被害総額は約4211万円となり昨年同日比はプラス11件、被害総額もプラス約1461万円と件数、被害額共に増加している。

 同署生活安全課長によると「オレオレ詐欺と還付金詐欺が多い傾向にある。予兆電話も毎日のように掛かってきているので『電話でお金の話』は詐欺を疑ってほしい」と警笛を鳴らす。

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