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公開日:2024.01.04

平田陽人さん下永谷小6年
ピアノ部門で全国1位
国内最高峰の音楽コン

  • 演奏中の平田さん=毎日新聞社提供

  • 「緊張した」と話す平田さん

 国内最高峰の学生音楽コンクール「第77回全日本学生音楽コンクール全国大会」のピアノ部門小学校の部でこのほど、市立下永谷小6年の平田陽人さん(東芹が谷在住)が1位に輝いた。平田さんは念願の1位に「ついにきたか。嬉しかった」と小学校の部への最後の挑戦で有終の美を飾った。

 同コンクールは1947年に創設され、過去にはピアニストの反田恭平さんやバオリニストの山根一仁さんをはじめとした日本のクラシック音楽界を代表するスターを輩出してきた権威のある大会だ。毎日新聞社主催。

 平田さんは永野幼稚園に通う5歳の時に、5学年上の姉が習う山本ピアノ教室(丸山台)でピアノを始めた。「鍵盤を弾けばさまざまな音が出せる所が楽しいし、飽きない」と平田さん。めきめき上達し、さまざまなコンクールで上位入賞したことも10回以上ある。今では平日に約3時間、土日になると約7時間練習することもあるという。「(ピアノを触らないと)不安になるし、落ち着かない」と練習が日課になっている。

 同教室の山本真奈さんは「レッスンで言われたことはすべて復習してきますので、同じことを二度言ったことは記憶にない。そのため数段上の演奏が常にできているのでは」と語る。

 ピアノ部門小学校の部には地方大会5会場で200人が参加。予選、本選を通過した13人が全国大会に出場した。平田さんは小学4年生の時に全国を経験しているが、入賞はしていない。2回目の全国挑戦に作曲家リストの「巡礼の年報 第3年より『エステ荘の噴水』」を演奏。山本さんは「弾き終わった時には会場の空気がガラッと変わった」と話すように、平田さんが聴衆を魅了した。

 夢はピアニストという平田さんは「4年生の時から1位になりたいと思っていたので嬉しい」と笑顔を見せた。

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