港南区・栄区 トップニュース社会
公開日：2024.01.18
南高1年生
フリマでSDGs学ぶ
20日 京急百貨店１階
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坂田教諭（左）と生徒、商品
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環境問題啓発ポスター
港南区の市立南高校（遠藤広樹校長）１年３組の生徒が20日（土）、京急百貨店でフリーマーケットを行う。同校の授業「総合的な探求」の一環で、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）への理解を深めることがテーマ。
市立南高校１年３組の生徒は20日、午前10時30分から午後３時まで京急百貨店（港南区上大岡西１の６の１）１階でフリーマーケットを行う。生徒が同校生徒・職員（附属中を含む）から集めた衣類、本、ＤＶＤ、食器など計４６０点を販売し、売上を寄付に充てる予定だ。
同校１年生は「総合的な探求」の授業でＳＤＧｓについて学習。そこで、３組の生徒（全40人）のうち21人は、まだ使えるものを再利用する「リユース」を促進したり、販売しながら客と会話をすることで地域住民との交流を図ったりすることができるフリーマーケットを企画した。
留学生が発案
フリーマーケットを発案したのは、同組に在籍するドイツからの留学生。理想的なまちづくりをテーマに活動内容を検討していた際、「欧州ではフリーマーケットが地域交流の場になっている」と提案し、今回の企画につながった。そのため、企画内で「広報」を担当する生徒・金井智矢さんは「ただ売るだけでなく会話などコミュニケーションを図りたい」と話している。
また、場所を提供した京急百貨店との交渉も生徒が行った。同授業で１年生が企業と共に企画を行うのは初めて。担任の坂田有加教諭は「大人との交渉や成功に向けた試行錯誤の中で個々が考える機会になれば」と取り組みの意図を語った。
京急百貨店の担当者は「地域住民や地元の高校生のためになる。アドバイスもしながら成功を目指したい」としている。
環境啓発ポスターも
また、残る19人はＳＤＧｓの17目標にも多い環境問題について、ごみの削減を訴えるポスターを製作。12日から17日まで同店10階で展示を行い、学習成果を発揮した。
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