11月3日から、港南公会堂前の広場にある木に約600個の「光」が実っている。光の正体は芸術家の高橋匡太さんが考案したアート作品「ひかりの実」。LEDライトが実際に果実栽培で使われる果実袋に包まれる構造になっており、果実袋には笑顔の絵が描かれている。
この取り組みは港南区地域振興課による区と芸術家との交流プログラムで、果実袋の笑顔の絵は11月2日に行われたワークショップに参加した人や、放課後キッズクラブの児童、上永谷中学校美術部の生徒、南台小学校1年生などが手掛けた。展示期間は11月30日(土)まで。期間中は日中を含め常時点灯している。
展示にあたり高橋さんは「ひかりの実に『笑顔』を描く時、子どもも大人も『大切な人の笑顔』を思い浮かべているのです。たくさんの人が『笑顔の物語』を心に持って生きていることを感じてほしい」とのメッセージを発表した。
同課担当者によると、高橋さんの作品を起用した理由は「誰でも簡単に参加できること」だという。絵を描くだけで作品を作ることができ、小さな子どもも参加しやすかったという。「文化やアートは敷居が高くないと感じてほしい」と開催趣旨を話した。
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