港南区・栄区 教育
公開日:2025.07.17
野庭地区
ヤゴ救出し、遊水池へ放流
官民学が連携
下野庭小学校の2・3年生が7月9日、同校隣にある野庭団地第2遊水池(野庭町605)へトンボの幼虫「ヤゴ」を100匹以上放流した。
この取り組みは、人や生き物にとって生き生きと感じられるような水辺環境にすることが目的で、野庭団地第2遊水池水辺愛護会(黒田祐輔会長)と野庭中央公園プールの指定管理者「東急スポーツシステム(株)」、同プールでヤゴを救出した東急グリーンシステム(株)、港南土木事務所、市下水道河川局らが連携し、実現した企画。
今年度から同プールの指定管理となった東急スポーツシステムは、東急グリーンシステムとプール開園前に近隣地域住民20人程に向け「ヤゴ救出作戦」を7月5日に実施し、150匹以上のヤゴを採取した。両社は「採取したヤゴをどこに放流するのか」を市下水道河川局に相談したところ、野庭団地第2遊水池にあるビオトープの提案を受け、下野庭小学校や同愛護会と連携することに。
採取したヤゴをそのまま遊水池へ放流するだけでなく、児童への環境教育も兼ねた企画を実施することが決まった。
9日、2・3年生(計140人)を対象に、東急グリーンシステムの松本匡浩さんが「ヤゴを自然にかえすってどういうこと?」と題した、スライド動画で環境教育を行った。今回採取したヤゴはシオカラトンボ、ウスバキトンボ、コノシメトンボの3種類が主だったことなどに触れ「(児童と)こういう取り組みができることを嬉しく思う」と話した。教室での座学後に遊水池へ移動した児童は、観察用に配られたヤゴを放流した。
活動を見守った黒田会長は「今後もビオトープの環境を整備していきたい」と語った。
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