港南区・栄区 社会
公開日:2025.07.29
港南区消防団員
火災現場で避難誘導
人命救助で受賞
港南区の消防団員、鏑木伸也さんが7月24日、5月に発生した火災現場で避難誘導を行い人命を救助したとして港南消防署から表彰を受けた。
普段は会社員として働いている鏑木さんが火災の一報を受けたのは、休日を家で過ごしていた5月3日のこと。火災情報を知らせる消防団員用のアプリに通知が入ったことで気付いたという。
表示された現場は鏑木さんの自宅から50メートルほどの2階建てアパート。急いで駆け付けると、炎は見えないものの、煙が立ち上っていたという。
その時、目に飛び込んできたのは建物入口付近でうずくまる女性。鏑木さんはすぐに駆け寄り避難を促すと、さらに、まだ火や煙が回っていない場所を通って、アパート内に侵入した。他の部屋を確認すると、避難しようと荷物をまとめている人が。早急に避難するように声かけを行った。
自宅の近所だったこともあり、消防署の消防隊や消防団よりも早く現場に到着した鏑木さん。アパートから立ち込める煙を目にした時のことを「頭が真っ白になった。『逃げちゃおうかな』とも思った」と振り返る。それでも、避難誘導を行ったのは消防団を8年近く続けてきたからだ。「団員だからやらなければという使命感を持った。また、何が危険かを知っているため、適切に動くことができた」と団員からこその救助活動だったと振り返る。「社会に貢献できたことが嬉しい」と語った。
また、山口治彦署長は「消防署員でも私服の時に強い意識を持って行動することはためらう時がある。即座に動いたことに敬意を表したい」と称えた。
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