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港南区・栄区 社会

公開日:2025.10.16

こうなん災害時協働隊
要援護者搬送訓練に協力

  • 車いすに乗った人を階段で上げるデモンストレーション=港南中央地域ケアプラザ

  • 柿沼委員長(前列中央)と協働隊メンバーら

  • バスに乗り込む住民ら

 発災時に地域を可能な範囲で手助ける災害時協力事業所の登録制度「こうなん災害時協働隊」の複数社が10月11日、笹下中学校地域防災拠点運営訓練に参加し、マイクロバスなどを利用した要援護者搬送に協力した。

 拠点訓練と搬送訓練に参加した事業所は、(株)宮島運輸、岡本歯科医院、港南中中央地域ケアプラザの3カ所。笹下中での拠点訓練では午前10時に地震が発生した想定で、南台、南桜、中の丸上の3町内会会員が同中学校体育館に避難してきた。

 岡本歯科医院の岡本由平院長は避難所での生活が長期化した際の口腔内の話題に触れ、「口の中の衛生状態が悪化すると誤嚥性肺炎などを誘発し、死にいたるケースもあり、災害時には少しでも協力できれば」と集まった参加者に伝えた。

 避難してきたが、地域防災拠点での生活が難しい住民のため、福祉避難所である港南中央地域ケアプラザへ要援護者を搬送する訓練も同時に行われた。中学校と港南区役所、同ケアプラを無線でつなぎ、要援護者の受入れ体制を確認した後に、バスが出発。宮島運輸が所有するマイクロバスで5組の要援護者・支援者10人を同ケアプラへ搬送した。

 ケアプラ到着後には、車いすに乗った人を階段で上げるデモンストレーションなどを行い、有事の際の対応方法などを参加した住民は学んだ。

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