西区の掃部山公園で8月25日、恒例の「虫の音を聞く会」が開かれた。
この催しは1965年から続くもの。公園内に銅像がある横浜開港の立役者・井伊直弼が茶道などに通じた文化人であったことから、和の伝統芸能を楽しむ催しとして開催されている。主催はふるさと西区推進委員会。
会場では万灯・ぼんぼりが点灯するなか、西区文化協会加盟の茶道団体による野点(のだて)が行われたほか、箏や尺八などの演奏が場を彩った。
献茶式では、厳かな雰囲気の中で寺岡洋志西区長が井伊直弼の像の前で深く一礼し、茶を献上。続いて行われた開会式では、主催者を代表して同委員会の金子勝雄会長が「来年は55回とともに新元号での開催。来年は(井伊直弼ゆかりの)彦根の鉄砲隊にも来てほしい」とあいさつした。
このほか公園内では第一地区シニアクラブ連合会による即興歌席や、鈴虫の販売、飲食の模擬店が並んだほか、ボーイスカウト横浜30団による絵灯籠が公園を囲んだ。
ガイドツアーも
会に先立ち、西区役所による「掃部山を知ろう」と題したガイドツアーが行われた。参加者は神奈川奉行所跡や横浜能楽堂など掃部山周辺を回り、西区ボランティアガイド養成講座の修了生が解説を行った。
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