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中区・西区・南区 コラム

公開日:2019.11.07

バス路線「ピアライン」が誕生
桜木町〜新港ふ頭を結ぶ

  • 横浜の空と海をイメージした車体

 新たな横浜の玄関口としてオープンした「横浜ハンマーヘッド(新港ふ頭客船ターミナル)」。それに伴いこのほど、横浜市交通局は新港地区と桜木町を結ぶバス路線「ピアライン」を新設した。運行開始日の10月31日から11月4日までは無料乗車も実施。デザインは横浜を拠点に活躍したNDCグラフィックスのディレクター、故・中川憲造氏によるもの。



観光・通勤の足に



 朝夕と日中で異なるルートを走る。「速達性」を重視した朝夕ルートは周辺施設への通勤手段としての利用を見込む。午前10時から午後4時までの日中ルートでは「周遊性」を重視し、人気観光スポットの大さん橋客船ターミナルや日本大通り駅前などに停車する。



 近年、商業施設や企業ビルの参入が進む新港地区。交通局担当者は「駅から歩くには遠くて不便な施設もあるとの声も増えていた」と話す。施設等の新設に伴い就業者も増え、交通手段は地区の課題となっていた。また、夜遅くまで営業する商業施設が増える一方で帰宅手段がなくなるため観光客が早く帰ってしまうという課題もあった。それを踏まえ、同ラインは夜の11時台まで運行する。「お客様が安心して夜の横浜を楽しんでもらえるようになれば」と担当者は話す。



 2020年度末までにはよこはまコスモワールドを運営する泉陽興業(株)が桜木町駅前〜新港ふ頭を結ぶ延長約630mのロープウエーも整備予定。交通手段の充実でさらなる発展を目指す。

 

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