(株)ポートサービス=中区山下町=が運営する横浜港観光船「マリーンシャトル」が7月で運航を終了した。同船は、1985年に就航。全長46・2m、定員は540人となっており、団体旅行や修学旅行をはじめ観光客など35年間で約300万人が利用した。
同船は、横浜港周辺の見学を目的とした観光船で、山下公園からみなとみらい、横浜ベイブリッジ、大黒ふ頭など横浜の名所を巡る航路で運航。中華街の人気飲食店とコラボしたプランや毎年夏に企画された船上ビアガーデン「サマーナイトクルーズ」などを展開していた。
しかし、船舶の老朽化と新型コロナ感染拡大の影響による観光客の減少、船舶の維持管理が難しくなったため、運航終了を決めたという。
同社のレストラン船「マリーンルージュ」と海上交通船「シーバス」は今後も運航。今年の秋に向けては、新型のシーバスも建造中だ。
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