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公開日:2021.10.21

横浜港に新型シーバス誕生
トップデッキはシリーズ初

 横浜港観光船「マリーンルージュ」などを運航する(株)ポートサービス(齊藤宏之代表取締役社長)=中区山下町=はこのほど、海上交通船「SEA BASS( シーバス)」の新造船を発表した。同社は昨年にもシーバスゼロを就航している。

 新造船名は「SEA BASS ACE(シーバスエース)」。総トン数40トン前後の同シリーズの中では、約19トンと小型であるのが特徴で、同社のシリーズで初めて船体の上に360度、横浜港の景色を見渡すことができるルーフトップデッキを備えた。また、バリアフリートイレや多言語対応の大型サイネージモニターなども設置している。全長18・9m、幅4・6m、最大搭載人員計75人(旅客73人)。

 マリーンルージュの船内で10月14日に開いた完成記念レセプションでは、横浜市の中野裕也港湾局長や藤木企業(株)の藤木幸太代表取締役社長、新港ふ頭客船ターミナル(株)の岡田伸浩代表取締役社長らが出席。齊藤社長は「山下ふ頭の再開発など新たな時代を迎える横浜港を盛り上げる一助になりたい思いでエースと名付けました。横浜港のシンボルとなれるよう運航していきたい」と意気込みを話した。

 同船は10月下旬に運行開始を目指しており、横浜駅東口から山下公園までの通常定期航路のほか「大岡川お花見クルーズ」や新航路による特別便も計画している。

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